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天野 浩 教授が「名古屋大学卓越教授」第一号に選考されました。

 「名古屋大学卓越教授」は、世界と伍する研究大学を目指して創設された称号で、その第一号に天野 浩 教授が、山内 悠輔 クイーンズランド大学教授と共に選考されました。
 卓越教授制度は、大学の研究力を高めるための象徴として、また、研究分野の拡大・形成を目指すために創設された称号で、卓越教授に対する高額な給与設定を可能とし、専門分野において世界水準の優れた業績を挙げ、さらなる研究の進展により、大学の名誉・研究力を著しく高めることが期待できる若いライジングスターの招へいを目指しています。

左から山内悠輔クイーンズランド大学教授、杉山 直総長、天野 浩教授

 

選考理由

 2014年ノーベル物理学賞受賞。受賞以降も、GaN総合研究プロジェクトの統括リーダー、名古屋大学未来材料・システム研究所附属未来エレクトロニクス集積研究センター長として研究を指揮するとともに、共同利用施設として世界的にも類を見ないGaNに特化した最先端クリーンルーム(エネルギー変換エレクトロニクス実験施設)の設立に尽力しました。

 世界最短波長深紫外レーザーダイオードの開発、10GHz帯で発振する衝突イオン化電子雪崩走行時間効果(IMPATT)ダイオードの実現などの卓越した成果をあげ続けており、我が国の半導体研究に欠かすことのできない人物です。