受賞日 | 2022/5/17 |
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賞名 |
東海化学工業会賞 学術賞 |
受賞者 | 小林 亮(長田研究室・准教授) |
研究課題 | 水溶液プロセスによる無機結晶の構造形態制御と高機能化 |
関連HP | http://tcia.sakura.ne.jp/top/top.html |
■ 第57回(2021年度)東海化学工業会賞
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来材料・システム研究所
准教授
小林 亮(コバヤシ マコト)水溶液プロセスによる無機結晶の構造形態制御と高機能化
<授賞理由(転載)> 小林 亮氏(名古屋大学)は表彰事項の「水溶液プロセスによる無機結晶の構造形態制御と高機能化」に対し業績的に十分であり、東海地区へ異動後の業績からも、本地区での活躍実績があるものと判断した。候補者は安定な水溶性チタン化合物の合成に成功し、それらを水熱処理することで、酸化チタンナノ結晶が合成可能であることを見出した。加えて、合成に複数のステップや複雑な条件が必要であったブルッカイトやTiO2(B)といった結晶型の酸化チタンナノ結晶の選択的簡便合成を達成した。さらにチタン以外の元素の水溶性化合物の合成にも取り組み、酸化鉄系、リン酸塩系の水溶性化合物の合成も実現した。これらの業績は、表彰規定の要件を充分満たしていると判断した。