受賞一覧

受賞理由

　伊東山助教は、予混合気中を超音速で伝播する衝撃波により進行するデトネーション燃焼を用いた宇宙推進技術の研究開発を進めています。また、宇宙航空研究開発機構が運用する観測ロケットS-520による二度にわたる当該エンジンシステムの宇宙動作実証（2021・2024年）をともに主導されてきました。現在は、「デトネーションエンジン・宇宙推進工学革新研究拠点形成（JAXA宇宙戦略基金 SX研究開発拠点：代表：笠原 次郎 教授）」において先導的立場を担い、当該活動を牽引しています。以上のような活動実績およびデトネーション燃焼を活用することによるエンジンシステムの小型・高性能化に関する技術開拓を評価され、今回「輸送（宇宙開発）」のイノベータとして選出されました。