受賞日 | 2025/4/15 |
---|---|
賞名 | 令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞 |
受賞者 |
樋口 公孝(技師) |
業績名 | 電子顕微鏡技術を用いた研究開発および人材育成への貢献 |
関連HP |
令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞 名古屋大学 文部科学大臣表彰 受賞者情報 超高圧電子顕微鏡施設 |
■ 令和7年度 研究支援賞
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
全学技術センター 技師
樋口 公孝(ヒグチ キミタカ)電子顕微鏡技術を用いた研究開発および人材育成への貢献
<授賞理由(転載)>
業績の背景
電子額微鏡は材科を評価する強力な手法であるため幅広いニーズがあり広く用いられている。しかし研究謀題によっては既存実験系では対応が難しい場合や、既存実験系においても高品質のデータ取得に専門的なスキルや経験に碁づく技術的支援が必要な場面もある。あわせて、電子顕微鏡1こ関する買・景ともに充実した装置講習の効率的な実施が求められている。
支援の内容
本業績では、化学反応を評価するための2種の新規実験系の構築に貢献するとともに、幅広い依頼案件に対して試科準備~観察~解析後処理までの一連の工程において、高度な電子顕微鏡観察分析手法を適用し、高品質な実験データを多くの依傾者に提供した。さらに受賞者が管理する装置14台の操作マニュアルを整備し、直近5年間で延ぺ515人への装置講習を担うとともに、1年間で約300回の技術的支援を行うことで、効果的な人材育成活動を展開した。
当該支援を受けて行われた研究開発の内容
本業績の支援を受け、プラズマエッチング現象や燃科電離反応の直接観察に成功した。また、触媒反応や材料劣化挙動などの動的な変化の高精度な観寮や、幅広い材料の精密な3次元構造の評価に貢献した。
業績の社会的効果・実施効果
本業績により、得られた知見や成果を11件の原著論文、23件の国内外学会癸表を通じて社会へ広く還元したとともに、電子頷微鏡関連のスキルを得た人材を社会に多数輩出した。
